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(茶室についての補足説明) 茶室に客人を招き入れる小さな入口=躙口(にじりぐち) 【高さ・幅が60cmほどの】から、極端に狭い茶室(二畳ほどの空間)に入ると、客人は思わず息が詰まる程の閉塞感に襲われる。そして、すぐさま非日常空間だと直感する。 それは普段、人がコミュニケーションをとる場合、一定の空間を保つことが必要だからだ。それを心理学では、プライベート空間(パーソナル・スペース)といって、その距離を保つことが、そのまま自分自身の精神的な安心感につながるからだ。 例えば、その距離にも色々あり、人間関係の密度にもより、その密度がそのまま距離に換算できる。 1.■ 45~120cm → 友人やある程度の親しい間柄の距離。 2.■ 120~360cm → 付き合い程度の社会的な距離。 3.■ 360cm以上 → 見知らぬ他人との距離。 この距離から判断すると、二畳の茶室はちょうど、1.■の45cm程度の距離だと理解できる。客人からすると、おそらく、2.■以上の距離が欲しいところだ。しかし、茶室はこの掟破りの距離感覚を直接客人に与えてしまうため、パーソナル・スペースが破られる。 ここに私が、非日常空間と呼んだ理由がある。 -------------------------------------------------------- 〔 所 感 〕 もうじき地球と人類がアセンションする時期に、昨今のニュースでも取り沙汰されているように国の周辺海域での領有権の主張が目立ってきている。本来であれば、人類が自我をいち早く手放し、共に相和さなくてはならない時期に、自我の暴走が際立っていることは、本来の道を逆走していることになる。 自己と他者、自国と他国、いずれも相対世界の調和は人類にとっては至難な技といわざるを得ないのか?人類が神の元に集う心ある同士を「契約の箱」として、この時期に用意した。神の元に集う者は、自我を超えた神の愛に基づく魂以外は救済されないということを知らなくてはならない。「契約の箱」は、相対世界のユニットを一つに結ぶ原理であり、そのための「雛形」でもある。 この対の単位は、例えば自己と他者だったり、あるいは男と女、ミクロとマクロといった相対的な極を結ぶことで全体へとつないでいく原理であるため、その二極が結ばれることで人類一体感の領域へと運ばれる。この領域こそ、地球の魂(惑星モナド)と人類魂を一つにすることのできる聖域でもあるのだ。 要するに、二人の魂が宇宙神を介在し、一つに結ばれることで全人類の魂の場へとつなぐことができる。そのような仕組みが隠されている。ここに「契約の箱」が集合世界の最小単位として二人のケルビムが互いに向かい合い、礼を交わす姿で象らしている。 「次元空間船」は、その意味で、「契約の箱」の原理を内包している。もうじき、「内部マトリックス」(子宮内宇宙)から「外部マトリックス」への移行(出産)は間近に迫っているのは事実であり、そのためのイニシエーションが現在始まっている。この時期は、争うことなく静かに内省し、生かされている意味、また新たな世界へ再生する意味を考えよう。 -------------------------------------------------------- 〔 所 感 2 〕 もう一つ、プライベート空間について話をすると、「次元空間船」 に乗船したばかりの人が、まず最初に直面するのが、 プライベート空間の問題である。これは、一般的な肉体レベルでのプライベート空間ではなく、コーザル体レベルでのプライベート空間の問題が立ちはだかる。この ”コーザル体レベルでのプライベート空間” とは、聞きなれない言葉であるが、実際にある特徴を持った形で存在している。 例えば、コーザル体レベルとは魂を包む「鞘」のことであるが、この「鞘」には、アストラル体やメンタル体といった低次な感覚とも直接連動しているため、人によっては、このプライベート空間をコーザル体レベルで作り出す人がいる。 これは、一種の体質でもあるが、この違いはコーザル体と連動している低次な感覚中枢の密度が高いということである。そのため、乗船したばかりの人にとって、立ちはだかる 「第一の壁」 となる。それらの人たちは乗船した瞬間に、”やけに窮屈に感じる” という感覚に襲われる。 これは、いうなれば個体意識を持ったまま乗船すると、他の乗船者のコーザル体と接触してしまうケースがあり、やけに窮屈に感じる人もいる。これを解消するためには、コーザル体の低次な部分であるアストラル体やメンタル体といった感覚中枢との密度を徐々に薄めていくという方法がある。このような体質は、”自己意識を強く持つ” ことによってつくられた体質と考えられる。 これは一般的な、”自我が強い人”というのとは若干の違いがある。要するに、このような体質がつくられた背景には、自己意識を受け持つ、要素としてのメンタル体の事象(拘り)や、アストラル体の責任感からくる自己を強く意識する感情など、それらの結びつきがあるため、このような体質がつくられるのである。 このような体質を薄めていくには、これを作り出した原因である ”自己意識を外す” ことと、”責任感からくる拘りを外す” ことに意識を集中していくことが大切である。これによって、”時空間因果律の発生”を抑え、因果律の鳥餅に絡みつかれることのない体質に改善されるのである。 『神智学大要』によると、低次な霊界であるアストラル界層の住人が、高次な霊界であるメンタル界上位に移行するためには、アストラル体の衣を脱ぎ捨てることが条件となる。このような住人は、感覚的な執着や拘りを完全に捨て去ったことにより、アストラル体の衣を脱ぎ捨てることができたと考えられる。 これと同様なケースが、「次元空間船」 内の 「内部マトリックス」にも当てはめることができる。また、「次元空間船」は、「契約の箱」とも深く関係しているため、乗船するためには、どうしても「自我の死」を通過する必要がある。そのため、「契約の箱」は、「契約の柩」とも呼ばれていているように、「柩」とは死者を入れる「お棺」だ。 つまり、ユダヤの「契約の箱」の奥義とは、相対的な二元性をもって、この二元性を超えることにある。要するに、箱の上蓋に安置されている二体のケルビムは、二元世界を象徴しているが、「死」を通過することで、宇宙の一元世界に辿りつくことができる。今まで、個体意識を生かしていた「内部マトリックス」の時代から、宇宙意識を生かす「外部マトリックス」の時代に移行しつつある。 無限の世界に同調するための 「鍵」 は、自我を(外す=死)ことが条件となる。それにより、「外部マトリックス」への移行が可能になるが、その後、新生「内部マトリックス」に移行する。そこでの同調は、覚醒された宇宙の集合意識である5次元の「共同超意識」の中で住まうことができる。
by sigma8jp
| 2010-11-30 20:07
| 「契約の棺」の謎
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