ユングは人の傾向を見るのに、二つの態度と四つの機能を定義しました。
★二つの態度とは、「外向」と「内向」
★四つの機能は、「思考」「直観」「感覚」「感情」です。
但し、これらのタイプはあくまでその人の傾向を見るものであり、これに全てを当てはめてしまうものではありません。(だいたい、分類を目的とはしていません。求めるのは人間が成長する上での、一つの指針、方向性です)
例えば、完全に外向、あるいは完全に内向、という人はいないと思います。あるタイプで、ある傾向が非常に強いという人はいると思いますが、全くその通りという人はいないでしょう。内向的な人でも、ある場所では外向的になるし、一見外向的な人でも、ある状況では内向的になったりします。
とはいえ、その人なりの強い傾向が存在しているのも事実で、それを知ることで見えてくるものもあります。また、これらの言葉は日常でよく使われますが、ユングの意図した使い方をされているかというと、そうでもないようです。