カテゴリ:『エメラルド・タブレット』( 5 )

タブレット第11部

【「おー人よ、『住者』たちの時代以来この世に失われ、今の世の人々に忘れられ失われし、深く隠れし智恵に聞け。」】

【この地表は人々に知られざる諸力によりて守られたる入り口にすぎざるを知れ。しかり、暗黒の主たちは天より下りし領域へと導く入り口を隠せり。アルルの界への道は障壁によりて守られ〃光生まれ〃の者によりてのみ開かれたるを汝しれ。】

【「地球においてはわれは〃聖なる地〃への門への鍵の保持者なり。われ、われを越えし力もて、人の世に諸鍵を残さんよう命じたりき。われここを去るに先だち、いかにして汝が暗黒の束縛より高揚しうるか、汝を縛れる内のしがらみを解き放ちて、いかにして暗黒より光にと高揚しうるかにつきての諸秘密を授けん。

汝、光の諸入り口に入りうる前に、魂は暗黒より浄められるべきを知れ。かくてわれ、諸秘密の常に見いだされんため、汝らの間に秘伝儀式を確立したり。しかり、人々は暗黒に陥るならんも光は常に案内者として輝かん。暗黒に隠れ、諸象徴に蔽わるるも入り口への道は常に見いだされん。未来の人々は神秘を否定するならん。されど求道者は常に道を見いださん。」】

【「真理の力が勝るため、純なる者が汚れざらんため、汝らがテストせし者にのみ授けるようわが秘密を保持せんことを汝らに命ず。」】
【「われが今汝に明かさん神秘に耳傾けよ。わが授くる神秘の諸象徴に耳傾けよ。そを汝の信条とせよ。なんとなればかくてのみ、その精髄が残ればなり。」】

「この地球より離れ、魂が旅せし時、この世と偉大なる界との間に二つの領域存す。幻影の軍勢の家たるデュアトと価値なき人々の魂らを引き返らす入り口の守護者の象徴たるオシリス、神々の家たるセケット・ヘネペットとなり。天より下りし軍勢のかなたに、偉大なる者たちの過ぎゆきしアルルの界横たわれり。人々の間におけるわが働きの終わりし時、われアルルにてわが古代の家の偉大なる者たちと結合するならん。」

【「強大なる者の家のやかたは七なり。各々の家の入口を暗黒より守護せるは三人なり。デュアトに導く道は15なり。幻影の主たちの家は12にしてそれぞれ異なる四方向に面す。入口を探す死者を裁くは42人の偉大なる者なり。ホルスの息子らは四人なり。東と西との守護者らは二人なり。子らを弁護する母、月の女王たるイシスは太陽を反映す。バーは永遠にいきるエッセンスにしてカーは人が生命として知れるところの影なり。

バーはカーが化身するまで来たらず。これはあらゆる時代にわたりて保つべき神秘なり。それらは生と死との鍵なり。汝、今、神秘中の神秘を聞け。一にしてすべてなる者の形たる初めなく終わりなき円につきて学べ。聴きて耳傾けよ。いでゆきてそれを応用せよ。かくて汝はわが行くところの道を旅するならん。神秘中の神秘は〃光に生まれし者〃には明白なるも今、われすべてをあらわさん。われ被伝授者に秘密明かさん。されど俗人には扉を完全に閉ざさしめん。」】

【「三は偉大なる一より来たれる神秘なり。聞け、しからば光がきざし始めん。」】

【「原初には三単一体のみ住み、これら以外は存し得ざりき。これらは創造の根源、均衡にして、一は神、一は真理、一は自由の上なり。」】

【「三は均衡の三たるあらゆる生命、あらゆる善、あらゆる力よりあらわれ来たれり。」】
1999/11/13

【「三は神の家における三特性、無限の智恵、無限の愛なり」】

【聖師たちに与えられし力は三にして、悪を変換すること、善を助けること、識別をすることこれなり】

【神が避ける能わざる三つのなしごとは力と智恵と愛とを表わすことなり。】

【すべてのものを創造する力は三なり。完全なる知識をもてる聖なる愛、あらゆる可能なる手段を知る智恵、そして聖なる愛と聖なる智恵との結合意志によりて支配さるる聖なる力となり。】

【存在の三つの界(状)あり。神以外に何者も住まず、神のみが越えうる光の界、すべてのものが本性状の死よりおこりしところの混沌の界、すべてのものが生命よりおこりしところの明識の界これなり。】

【すべての生けるものに存在の三態あり。死なる混沌、人間性の自由、天界の至福これなり。】

【すべてのものを支配するは三つの不可欠のものなり。大なる深淵における始源、混沌の界、天国における農富なり。】

【魂の道は三なり。人間、解脱、光なり。】

【障害は〝三〟存す。知識を得んとの努力の欠如、神への無執着、悪への執着これなり。この三は人間の内にあらわる。この三は内なる力の王らなり。この三は見いだされたるも人体の内にいまだ見いだされざる神秘の諸部屋なり。】

【汝、人生の束縛より解脱し解放されし者に今聞け。すべての根源を知らば諸世界は開かれん。しかり、アルルの門すら閉ざさるることなからん。されど留意せよ。おー、天国に入らんと望みし者よ。なんじ、もしふさわしからざる者ならば火の中に落ちるがよりよからん。天界の者らは諸天の周期毎に純粋なる炎の中を通りて光の泉に浴するを汝ら知れ。】

【おー人よ。次なる神秘に耳傾けよ。汝が人として生まれし以前のはるかなる古代よりわれは古代アトランティスに住みぬ。そこの神殿にてわれは『住者』より光の泉の如くにそそがるる智恵を飲みぬ。われ、偉大なる界の〝光〟の面前にと昇りゆく鍵を与えられぬ。われ、火の花の王座におわす聖なるかたの前に立ちぬ。聖なるかたは暗黒の霊光もて蔽われたまえり。さもなくばその眩光もてわが魂粉砕されしならん。】

【〝主〟のダイヤモンドの如き王座の脚下より炎の四本の川が流れいで、その台座より人間世界にと雲の諸通路うねれり。このホールは天の諸霊に満ち満ち、星の如き宮殿は不可思議中の不可思議なりき。空なる上部には火と日光との虹の如くに諸霊が隊をなしぬ。彼らは聖なる一者の栄光を賛美しおれり。その時火の中より「第一原因の栄光を見よ」との声来たりぬ。われ、すべての暗黒の上高く、その光のわが存在自身に反映し来たれるを見たり。いわばわれ、すべての神々の神、霊太陽、諸太陽圏の至高者にと到達しぬ。】

【再び声来たりぬ。「一者存す。まさに第一者なり。始めなき者、終わりなき者なり。すべてをつくりたる者、すべてを治むる者なり。善なる者、正義なる者なり。輝かす者、保持する者なり。】

【その時、王座より偉大なる光輝そそぎ、その力によりてわが魂を囲みて高揚せしめぬ。われ速やかに天の諸空間を動きぬ。われ。神秘中の神秘を示されたり。宇宙の秘密の中心部を示されたり。われアルルの地に運ばれ、アルルの主らの家にて主の前に立ちぬ。彼らはわれに原初の混沌をかいま見せんため門口を開きぬ。

われその戦慄すべき光景に打ちふるえぬ。わが魂暗黒の海よりひるみさがりぬ。その時われ障壁の必要性を悟りぬ。アルルの主たちの必要性を悟りぬ。彼らのみがその無限のバランスもて不純なる混沌の道に立ち得るなり。彼らのみが神の創造を守り得るなり。】
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:17 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)

宇宙の門

【われ幼児より成人となるまでこの地にて成長し、わが父より古代智恵を教わりぬ。時を得て智恵の炎わが内に育ち、全てを焼き尽くす大火焔となるまでに至れり。偉大なる日に、我を面前に連れ来たれとの神殿の住者の命令の来るまでわれはひたすら智恵への到達のみを求めぬ。人々の子らにて強大なる輝顔を見し者にして生き残れるはなかりき。そは〃光の子〃らは、肉身にて化身せざる時は人の子らの如き形に非ざればなり。】

 (〃住者〃は人間が今もっている様な形態はとっておらず、むしろ地球の第一サイクルの初期に意識(神の分光・魂)が入っていた体(球体)に類似したものをもっておられた。
このような球体から発する力と光はとても強力で普通人の耐えうるものではなかったとある。
 第一サイクルとは、この地球に人間が神の光としてやってきた最初の周期であり、今が地球の最後の第7周期(1956年から)なのだとある。

 【人の子らの内より選ばれしわれは、〃住者〃より彼の諸目的の完遂し得る様にと教えられたり。その諸目的はいまだ時間の子宮に生まれざるものなり。われ常に更により多くの智恵を学びて長き年月にわたりて神殿に住み、われもまた偉大なる火より発せる光にと近づくに至れり。 〃住者〃われにアメンティーへの道、偉大なる王の力の玉座に座せるところたる地下界への道を教えたまえり。・・・中略・・・われ、生命の輪によりて縛られずしてアメンティーへの出入り自由となりぬ。

われ時間と空間との無となる星々のはての遠くにまで旅せり。しかしてわれ、智恵の美酒を深く飲みて人々の心をのぞき見、そこに偉大なる数々の神秘の存するをみて喜べり。そは真理を探究しおれる時にのみわが魂は静められ、わが内なる火が消さるる故なり。】
・・・ここに彼は偉大なる秘儀を発見した。というのは、宇宙が未検査の区域にまで拡大するのは人間を通してだからである。とある。

H・P・ブラヴァッキーは「人間は小さな世界、大宇宙のなかの小宇宙である」と言っている。偶像崇拝が宗教に入り込むずっと以前に、初期の祭司たちは人間の像を神殿の聖域に置かせていた。この人物像は、「神の力」の複雑な現れを象徴していた。かくして古代の祭司たちは人間を教科書として受け入れ、人間を研究することにより、彼もまたその一部である天上の組織の、偉大で難解な神秘を理解することを学んだ。

古代の祭壇の上に立つこの神秘的な像は、人体模型のように作られており、「密儀」の道場にある象徴的な手のように、神聖文字が彫られていたり描かれていたりした。・・・長い探求の期間を経ると、人体模型は複雑な神聖文字や象徴的な模様でいっぱいになった。すべての部分が秘密の意味を持っていた。その寸法は、それによって宇宙のすべてをはかることが出来る基本単位を形成した。それは、聖者や祭司の所有するすべての知識の、栄光に満ちた混成の象徴であった。

 それから偶像崇拝の時代が来た。「密儀」は内部から崩れた。秘密は失われ、誰も祭壇の上に立つ像の正体をしらなかった。・・・この人体模型がはじめに作成されたその目的を知らないために、祭司たちはこの像を崇拝し、ついにはその霊的な知性の欠如のため神殿が内部から崩れ、像はその意味を忘れた文明と共に崩れた。と、「秘密の博物誌」にある。

また、私たちの血液循環の中には、宇宙構造全体そのままの模型が存在するのだという。太陽が宇宙を一回転する二万五千九百二十年を、私たちは血液循環の中に、脈拍の中にもっている。(二万五千九百二十年はプラトン年のこと。つまり春分の日に東からのぼる太陽の黄道の位置が毎年ずれていくが、そのずれが黄道12宮のすべてをめぐってふたたび元の位置に戻るまでの時間。人間の脈拍も平均1分間72回とすれば1日で、同じ二万五千九百二十回になる。)とこれはシュタイナーの「治療教育講義 」にある。
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:15 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)

タブレット一

【われ、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の看守者、力ある王、正魔術師にして代々代々生き続けるものなるが、今やアメンティーのホールに去り行かんとするにあたり、後世の手引きとせんため、偉大なるアトランティスの強大なる智恵の記録を書きとどめんとす。

 われは遠きいにしえにウンダル島の大都市ケオルにてこの化身を受けたり。アトランティスの偉大なるかたらは、今の世の凡人の如くに生まれ、かつ、死にたるに非ず。彼らは永遠に流るる生命の川の存するアメンティーのホールにて、自己の生命を永劫より永劫にと新生せしなり。
 われは光にと通ずる暗き道を1千回降り、同じく1千回、暗きより光にと通ずる道を昇り来たりし者にして、わが強さと力とを回復せしめぬ。】

(トートは肉体を若返らせるのに1千回アメンティーに降りた。若返りのためアメンティーに降りるのは50年に1回づつ必要だったのでこのエメラルド・タブレットを書いた時のトートは約5万才で、アトランティスが沈んだときは約2万才だったとある。)

 【われ、暫時降りゆく故(アメンティーのホールへ)、ケームの人々再び我を知ることなからん。されどわれはやがてふさわしい時に、わが残ししものらの説明を求めて、新生児たらざる者、強力にして強大なる者として再び甦らん。
されば心せよ。おー、ケームの人々よ、もし汝ら、よこしまにもわが教えを不適者に漏らしたれば、われ汝らをその高き地位より汝らのいで来たりし洞窟の暗黒へと投げ捨てん。

わが呪い汝らに降りかかることなきため、南の者らに北の者らにもわが秘密をもらす事なかれ。わが言葉を心にとどめ留意せよ。なんとなれば必ずやわれ帰り来たりて汝らが守りしものにつきて求めるが故なり。しかり、われは時間を超えしところ、死を越えしところよりすら帰り来たりて、汝らに対する信頼に汝らがこたえきたりしところに従いて賞し、あるいは罰せん。】

 エジプト人は多弁を嫌う民族性があるといいます。
あるパピルスでは、審判の場に引き出された死者が、「私はむやみに多言を弄する事をいたしませんでした」との否定告白を行っているが、これは冗語を忌む神の前に立って、少しでもその心証をよくしようとしたからだと、エジプトの死者の書に書かれている。なんかつじつまがあって面白い。
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:13 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)

序言

 このタブレットの著者は、アトランティスの祭司王トートである。このトートが、アトランティスの沈没後、古代エジプトにアトランティスの植民地を建設した。トートはギゼーのピラミッドの建設者であり、このピラミッドの中に「古代智恵」の知識を組み入れ、古代アトランティスの諸記録と諸機器を隠したとある。
トートは紀元前5万年くらいから紀元前3万6千年位までの1万6千年にわたって古代エジプトの種族を支配した。

やがてトートがエジプトを去る時期がやってきた時、彼はアメンティーの大ホールの入り口の上に大ピラミッドを構築し、その中に自己の諸記録を入れ、ピラミッドの秘密の看守者たちを任命した。後代にこのピラミッド看守者たちの子孫がピラミッド祭司となった。

言い伝えによれば、アメンティーのホールは、地下界、神々の諸ホールとなったのであり、そこで魂が死後さばかれるために通過するところだいう。(ちょっと意味不明だけど、そのまま載せる。) そして、あらゆる宇宙法則の中で最大なものの一つは、物質的存在としての人間の形成にはその人の責任があるという法則であるという。(環境のせいにしたり、他人のせいにしてはいけないということだ。)
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:10 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)

「エメラルド・タブレット」の由来

錬金術の12の奥義が記されているという、エメラルド製の銘碑のことである。
ギザの大ピラミッドの中に埋葬された、ヘルメス・トリスメギストス(三重に偉大なヘルメス)のミイラが握っていたという伝説があるが、実物は現存していない。 現在では、10世紀ごろにアラビア語からラテン語に訳された写本が残るのみ。

1828年には、エジプトのテーベで発掘された呪術師のミイラと共に、エメラルド・タブレットの最古の写しの断片が発見された。
原文は寓意的で隠喩に満ちた謎めいたものであり、その意図するところは非常に読み取りづらいものである。そのため、多様な解釈がなされている。 
そのなかでは、錬金術について述べられているという解釈が、代表的なようである。

これは、うそいつわりなく真実、確実にしてこのうえなく真正である。ひとつのものの奇跡を成しとげるにあたっては、下にあるものは上にあるものに似ており、上にあるものは下にあるものに似ている。

そして万物は、ひとつのものの和解によって、ひとつのものから成ったように、万物は順応によって、このひとつのものから生まれた。このものの父は太陽で母は月である風はこのものをその胎内にもち、その乳母は大地である。このものは全世界のいっさいの仕上げの父である。その力は、もし大地にむけられれば、完全無欠である。

汝は、土を火から精妙なものを粗雑なものから、円滑に、きわめて敏捷に分離するがよい。それは、大地から天へ上昇し、ふたたび大地へ下降して、すぐれたものと劣れるものの力をうけとる。

かくしてなんじは、全世界の栄光を手に入れ、一切の不明瞭は、なんじから消え去るであろう。このものは、すべての剛毅のうちでも、いやがうえにも剛毅である。なぜなら、それはあらゆる精妙なものに打ち勝ち、あらゆる固体に浸透するから。かくて、大地は創造された。

したがって、このものを手段として、驚異すべき順応がなされるであろう。このため私は全世界の哲学の三部をもつヘルメス・トリスメギストスと呼ばれる。私が太陽の働きについて述べるべきことは、以上で終わる。
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by sigma8jp | 2008-10-30 01:59 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)