カテゴリ:■シュタイナーの「四季」( 1 )

『 魂のこよみ 』 ルドルフ・シュタイナー

▼ 『魂のこよみ』 からの抜粋!

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【 初版のまえがき 】

人間は、自分が宇宙の時の推移の中に生かされており、

自分の存在の中に、流転という宇宙の原像が模像となって

映し出されている、と感じている。

しかしその模像は、宇宙原像を比喩的に、文字通りに、

ただなぞっているのではなく、大宇宙が時の流れの中で顕現するものが、

人生の周期となって体験されている。

この人生の周期は、時間の流れにただ従っているだけなのではない。

むしろ人間は、感性的知覚の世界に帰依するとき、

自分を光と熱が織りなす夏の自然にふさわしい存在であると感じ、

自分であることの根拠を求めて、思考と意思の世界の中に生きるとき、

自分を冬の存在であると思っている。

そのように自然が、時の推移の中で夏となり、冬となるとき、

その推移は人間の場合、外的生活と内的生活のリズムとなる。

直接時間には左右されない知覚体験と思考体験のリズムを、

ふさわしい仕方で、自然のときのリズムに関係づけるとき、

生きることの偉大な秘密が、初めて人間に開示される。

そしてそのとき、四季の推移が人間の魂の活動の原像になると同時に、

真の自己認識の稔りある一つの源泉となる。

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【 第二版のまえがき 】

一年の周期には、固有の生命がある。

人間の魂は、この生命を感じることができる。

この生命が、一周一周、異なる内容を語るとき、

人間の魂は、それを自分に作用させることができる。

その時人間の魂は、この生命との共体験を通して、

自分自身を本当に発見することができる。

そして、自分が内部から力づけられるのを感じる。

私たちは、宇宙のいとなみの季節ごとの変化に関わるとき、

力が、自分の中で目覚めようとしているのに気づき、

そして、自分が生まれついたこの世と、

自分との間に存在する、繊細ながら意味深い結びの糸を、

初めて認めようとしている。

この暦の中で一週ごとに示されるマントラは、

宇宙全体のいとなみの部分としての

各週を魂に体験させてくれるであろう。

魂が季節の生命のこのいとなみとひとつになる時、

魂の中に鳴り響くものがここに

マントラとして表現されている。

自然の歩みとの健全なる「一体感」、

そこから生じる力強い

「自己発見」が描かれている。

このマントラの意味での大自然との交感こそ、

魂の深い内的要求にこたえるものであり、

本当の自己理解に到る道なのである。

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by sigma8jp | 2008-11-07 00:11 | ■シュタイナーの「四季」 | Comments(0)