カテゴリ:古代アトランティスの叡智( 1 )

アトランティス(Atlantis)大陸の謎

  古代の大西洋に存在し、今から1万2000年ほど前に海中に没した大陸の名前。その起源はプラトンの2つの対話編『ティマイオス』と『クリティアス』の記述に求められ、それらによれば、古代ギリシャの政治家ソロン(紀元前640頃~560頃)が引退後地中海諸国を旅行した際、エジプトのサイスの神官からアトランティスと呼ばれる島の話を聞いたという。

その島、アトランティスはリビアとアジアを合わせたよりも大きく、始祖はギリシャ神話の海神ポセイドンでその長子アトラスが初代の王であった。首都のポセイドニスは巨大な三重の運河で囲まれ、運河の幅は最大の部分で533メートル、中央の島の丘の上に王宮と神殿があった。

また火の如く輝くオリハルコンと呼ばれる特殊な金属を産し、軍隊は600の地区別に徴収され、重戦車1万台、軽戦車6万台、軍船1200隻、陸海併せて124万余の兵力を誇り、周囲の島々やリビア、エジプト、イタリアまで従属させたが、ギリシャには撃退されたという。その後アトランティスは、1日と悲惨な一夜の中、海の下に姿を消した。

アトランティスについては古来プラトンの空想の産物とする説と実在説とがあったが、1882年、アメリカの政治家イグネーシャス・ドネリーが『アトランティス、洪水以前の世界』を著し、ピラミッド建設やミイラの作成、1年を365日とする暦など、南米と古代エジプトの文明に多くの共通点があることなどを指摘、先史文明としてのアトランティスの存在を主張したことで再び世界の注目を集めた。

その後ヘレナ・ペトロブナ・ブラヴァツキーなども、かつて現生人類とは異なる人種が住んでいた大陸としてアトランティスの存在を主張し、アメリカの予言者エドガー・ケイシーもその実在を主張している。しかし大西洋の海底の地質学的研究からはその存在は疑問視されており、大陸移動説によってもアトランティスのような大陸がはまり込む余地はない。

そこでアトランティスを大西洋以外の場所に求める説も多くあり、現在では地中海のサントリニ島であったとする説も有力である。

『アトランティス大陸の謎』(講談社) 金子史朗著
『アトランチス大陸研究』(大陸書房) N.E.ジロフ著 からの抜粋!
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by sigma8jp | 2008-11-09 22:25 | 古代アトランティスの叡智 | Comments(0)