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フラワー・オブ・ライフの図形を解析する

フラワー・オブ・ライフの図形

  フラワー・オブ・ライフの図形は、エジプトの聖なる花であるロータス(ハスの花)をモチーフに、描かれているともいわれている。

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この神聖幾何学の単位は、内側から外側へ向かって・・・1+6+12=19 の基本要素から成り立っている。これを占星学的なロジックに当てはめると、1と6は、7つの惑星に対応し、12は銀河のゾデアック帯である12のサインに対応する。この場合、土星外惑星である天王星、海王星、冥王星が、除外されているが、古い時代には7惑星が基本惑星であった。土星外惑星は、最近になって占星学の惑星として取り入れられた。

1=(太陽)、
6=(月、水星、金星、火星、木星、土星)。
12=(牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座)

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上記の通り、土星外惑星である天王星、海王星、冥王星の3つの惑星が、外されているが、更にいえば12サインのエネルギー・フィールドそれ自体が、天王星と海王星が占めている領域でもある。この12サインからなるエネルギー・フィールドは、アカシック的な場(アニマ・ムンディ)とも連動している。つまり、12サインの場は天王星の特徴であるアカシックの場に対し、原型を新たに刷新させる形態形成の力と、海王星の特徴である未来の夢や憧れといった、未だ形になっていない宇宙エネルギーの持つ触媒効果からなっている。 

更に、フラワー・オブ・ライフの中心にある太陽に対しても、高度に存在が目覚めてしまうと、太陽の位置に冥王星が重なる。この冥王星の特徴は、宇宙の根源的な意志であり、これが顕在化することで、この二つが重なり、よりパワフルな存在形態を表す図形になる。

この図形では、19個の隣接し合う円の外周同士を接触させているため、図形の位置関係がはっきりし分かりやすくなる。この隣接する円同士を更に、内側に内包させた図形が、フラワー・オブ・ライフの図形である。そこには、基本となる法則性があり、「ベサイカ・ピシス」という二つの円同士の中心点と外周とを交互に接触させた図形によって構成されている。フラワー・オブ・ライフの図形では、このベサイカ・ピシスの法則を19個の円すべてに当てはめている。

フラワー・オブ・ライフの内側の7つの惑星は、感受点ということから、感情や思考パターンといったより身近な自分自身を構成している精神的な要素からなり、外側の12のサインは、身体を包み込んでいるエネルギー・フィールドとして現れる。占星学でも、太陽はセルフ(自分自身)であり人生目標でもあるが、これら6つの惑星は、ユングのアーキ・タイプ(元型)に対応させることができる。

〔6つのアーキタイプと内側にある6つの惑星の対応〕

・オールド・ワイズマン 【老賢人】(上) ⇒ 土星
・グレート・マザー 【太母】     (下) ⇒  月
・ペルソナ 【意識の仮面】   (右上) ⇒ 木星
・シャドー 【影】          (左上) ⇒ 火星
・アニマ 【女性的側面】     (右下) ⇒ 金星
・アニムス  【男性的側面】  (左下) ⇒ 水星

このように、6つの惑星の持つ性質とユングのアーキ・タイプは、そのまま対応することができ、それぞれの特徴をよく表していることが分かる。これらフラワー・オブ・ライフの持つ意味とは、もともと「生命の花」を表していることから、人が心を開花するための「神聖なる場」が存在している証ともなっている。

分かりやすく言えば、集合意識という場は、様々な人格(アーキ・タイプ)が織り成す人生劇場であり、そこには様々な「愛を育む形態」があるということを物語っている。この人生劇場を作り上げる舞台装置が、12のサインによって構成され、この12サインが様々なスチュエーション的局面を作り出す。

この様々な場に登場する人物が、6つのアーキタイプであり、これら6種類の登場人物によって様々な人間模様が演出される。もちろん自分(太陽)が主人公として演じることになるが、時と場合によっては、6つの内のいずれかの人格を体験することで、それぞれの立場を理解することができる。このように、魂の向上には、様々な人間愛の形をじかに体験する必要がある。そのため、人は数々の輪廻転生を繰り返し、この6種類の人間愛を一通り経験することで、最終的にアガペーの愛(宇宙愛)に到達することができる。

ただ、この6つの対応の中でシャドー(影)とペルソナ(仮面)については、さらに詳しい説明が必要である。

・シャドー(影)は、自らの潜在意識に暗い影を落とした人格の一面であるが、これらの人間性は自分が理想とする人格に対し、とかく認めたくない領域である。このシャドーが形成される原因として、一般的な心理学でも、言われているように、過去の人間関係や自分の願望を実現しようとして失敗をし、ひどく心が傷つき挫折を味わったことで、形成された精神性である。

これは、挫折感や劣等感といったものは、一種のトラウマでもあり、それを負うと、その後の人生に暗い影を落とすことになる。それは、人生目標として新たな一歩を踏み出す際に、潜在的な迷いを引き起こす原因にもなる。惑星対応では、火星の持つ特徴として、自分の主張を外の環境に押し出し、自らの願望を実現する力ともなっているが、この火星の持つ攻撃性や自己主張する性質と、シャドーの暗い一面は「表裏一体」の関係にあるといってもよい。

そのため、何か自己実現をする際は、潜在的に光と闇の二つが揺れ動き、葛藤に見舞われることになる。多くの人にとって自己実現とは、これらの暗い過去を乗り越え、理想とする人生を謳歌するための人生目標にもなっている。

一方、ペルソナについては、社会のニーズによってつくられた仮の顔、すなわち仮面を被って演じる社会に見せる顔でもある。これは、自らの本心を見せないための防御装置と考えられ、一種の緩衝器とも受け取れるのである。この緩衝器が、いわば潜在的に傷を負わないための安全装置であり、これが機能している間は、トラウマ的な外傷を負うことはない。

”郷に入れば郷に従え”という諺があるくらい、このペルソナ 「仮面」 の持つ意味は、おそらく生命の適応本能から無意識の内に編み出した環境への防衛技術であると捉えることができる。例えば、生物界などでは 「擬態」 という自らの姿を周囲の環境に溶け込ませ、他の捕食生物から狙われないよう、カモフラージュする技術がある。これも長い進化の過程で、辿りついた生物の防衛本能である。

このような特質から 「仮面」 は、集合無意識の共通な 「元型」 にまでなったと考えられる。更に 「仮面」 の利点としては、社会的なニーズとしての発展性、すなわち社会貢献が木星の性質であった時、ペルソナという仮面を被って演じることで自らの化身を作り出し、心置きなく社会貢献することができるという点があり、このことから仮面の持つ役割は非常に大きいといえるのである。

余談ではあるが、天文学における惑星配列を見たときに、火星と木星の間にアステロイド帯(小惑星帯)がある。このアステロイド帯に浮遊している岩石をすべて寄せ集めると、地球くらいの惑星を形成するだけの体積があるという。実は、この軌道には古代にマローナ(マルデクともいう)という惑星があった。そこは、かつて地球と同じような文明が栄え人類が住んでいた。

これが、アステロイド帯になってしまった原因については、かの悪名高いルシファーの関与があり、何らかの過ちによって、地上にあったすべての核兵器が一斉に炸裂してしまったという。この衝撃により、マローナは一瞬の内に粉々に粉砕し、現在の位置にアステロイド帯として惑星の残骸が残っているという。この砕け散った惑星マローナの住人が、その後、地球に魂として数多く転生したことで、地球はそのままマローナのカルマを引き継ぐことになる。

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これを惑星配列の意味から読み解くと、火星は自己主張の星で、木星は社会貢献としての働きであり、これは木星の持つ発展性に関係している。この木星と火星の間にアステロイド帯があるという図式は、まさしく、これがシャドーの現れと見ることができる。そのため自己実現は、環境へのアプローチであり、自分を外に押し出すことによって成就するという側面を持っている。そのため、どうしても太陽の目標達成には、ポジティブな要素とネガティブな要素とが付きまとう。

つまり、火星の積極的行動を掻き立てる闘争心と、シャドーの持つトラウマ的な失敗の記憶とは、表裏一体であり、そこに 「葛藤」 として潜在的に揺れ動くのである。これは、世間でも言われているように、 ”出る釘は打たれる!”という「諺」があるくらい、新たな一歩を踏み出す際に、周囲の環境からも時に、圧力が加えられるケースもあるからだ。この潜在意識の持つ縮図は、太陽系の歴史に起因しており、これが人類意識の 「原型」 に浮上してきているという点が上げられる。

キリスト教でも人間には、生まれ持った罪、すなわち 「原罪」 が宿っていると言われるうように、これらシャドーは、人間の意識の 「元型」 にもなっているくらい、どんな人間にも存在しているが、以上述べてきたように、正しくシャドーと向き合うのであれば、さほど問題はない。

しかし、この向き合い方である対処方法を誤ると、重大な事件や事故を引き起こす要因にもなるからだ。つまり、世の中ある不幸の元凶として挙げられるのが、個人や集団の闘争、国家間による戦争、テロ行為など社会悪として様々あるが、これらの社会悪は地球人の持つ集合的なカルマであり、元は太陽系のカルマから始まっている。

これらは皆、シャドーの現れでありカルマ物質である火薬に引火し、大爆発してしまった現象と捉えることができる。これらの誤った行動を掻き立てる要因として、自らの満たされない心の穴埋めをする行為と考えられる。この卑劣な行動は、これら劣等感から衝動的に引き起こされる補償行為(劣等感を補い挽回させる行為)と考えられる。いかに、この補償行為が得られ、優越感に浸ることができても、本当の意味での精神の穴埋めは出来ず、更なる隙間風が吹きすさぶことになる。

何故なら、これらの劣等感と優越感は、シーソー・ゲームのように絶えず往き来するからであり、この一時的な勝利といった 「力による原理」 を達成しても、宇宙では一切通用しない原理であることを理解すべきである。本当の意味での精神の穴埋めは、正しくシャドーと向き合い、目の前にある小さな目標を一つひとつ達成していくことによってしか得られない。このように、正しくシャドーと向き合うことによって、太陽の目標である自己実現を達成していくのである。

しかし、かつての太陽系の一惑星であるマローナを破壊してしまった現象は、シャドーとの向き合い方を誤ったことによって引き起こされた重大事故であったということ。これらカルマの危惧する点は、運命的に見て爆発する終焉を迎え兼ねない危険性を孕んでいるということである。

この惑星マローナを破壊してしまったカルマは、現在、世界の先進国を中心とした核保有国が核兵器を備え、その所有に対する正当性を誇示している意識に表れていると見る。この誇示し続ける意識が、正にシャドー(精神的劣等感)に対する補償行為への拘りであり、万が一、国家のトップがこの核兵器のボタンを押し、実際にこれが使用さたなら、マローナの記憶の再現となってしまう。

これらの補償行為への拘りを持っている間は、永延に精神の調和は得られない。そこで宇宙の意思は、地球人類に対し我慾を捨てて、日頃から心の調整に励むよう促してきている。これは、自らの我が儘な感情と慾心を極力捨てるよう、また調和に満たされた心に早い段階で返り咲くよう、絶えず宇宙から見守っているのである。

これら精神の調整を実践することで、魂の鞘であるコーザル体に刻印されてたシャドーを除去することができる。このシャドーは、古い時代に魂が誕生し、人間を学習した段階から発生している 「元型」 と理解すればよい。このシャドーの完全除去とコーザル体の完全修復は可能であり、これによって人間界を卒業することができる。これは、「内部マトリックス」 から、真実の宇宙である 「外部マトリックス」 に移行することによって達成できる。

以前に宇宙の存在が教えてくれたことがある。それは、人の心が調和し、感謝で満たされると、その想いが周囲の空間に放射状に放たれ、胸の奥からちょうど花弁が開くように 「生命の花」 が拡大していくという。よくヨガ瞑想などで、エンライトメント(光明)、ニルバーナ(涅槃)、サマーディー(三昧)など、様々な言い方として表現されるが、これらピュアーで歓喜に満ちた神秘体験は、宇宙との完全なるハーモニーが得られた瞬間に起きる現象である。

宇宙は、7つの基本周波数から構成されているため、この波に精神の周波数が合一しなければ完全なるハーモニーは得られない。この7つの基本周波数の内、一つでも歪んでいれば、たちまちノイズ現象に見舞われ、宇宙と合一することはできない。その意味から、宇宙はごまかせない神聖なる場であり、魂にとっての神殿でもある。

このように、宇宙は精妙なる波によって満たされた空間であるため、自らの心を絶えず清め、魂を常日頃、向上させていく必要がある。魂が向上し、調和のとれた精神状態を維持することができるようになれば、いつしか宇宙の波に乗れる瞬間が訪れ、生命の花は宇宙に向けて大きく開花する日がくるだろう。

その意味から、生命の花であるフラワー・オブ・ライフは、宇宙的に満たされた心=宇宙愛を実現した時に、浮かび上がる光の幾何学であり、宇宙との完全調和に達した時の証として開花する花でもある。この完全調和の実現には、19個の空間構成体がバランスよく組み合わさることで、宇宙を満たす(まったき)空間が完成し、その瞬間に 「生命の花」 は開花し、精神の光明が得られるのである。

このフラワー・オブ・ライフという 「生命の花」 は、もともと地球の地下神殿であるアメンティーのホールに咲き誇る 「水晶の花」 でもあり、『エメラルド・タブレット』 などにも度々紹介される地球上で最も神聖なる花である。この花と一体化することによって、「生命の永遠性」 が確保されるのである。これについては、エジプトの女神イシスが永遠性の象徴である 「アンク」 を持っているが、この 「鍵」 は、「生命の花」 と深く結び付き、そこにはフラワー・オブ・ライフの持つ結晶整合が 「鍵」 を握っている。

ほとんどの人が、このフラワー・オブ・ライフの19個の円がばらばらにズレ込んでいて結晶が乱れている。この歪みを一つひとつ調整し全体を整合化することによって、綺麗な幾何学結晶を浮かび上がらせるのである。この技術は、「次元空間船」 を構成している「内部マトリックス」 の働きによって得られる効果なのである。

何故なら、この「内部マトリックス」 の基本要素が1+6+12の合計19個の結晶体によって成り立っているからである。このズレは当然、「内部マトリックス」 が持つ時空間因果律によって生じた歪み(カルマ)が原因しているからである。この結晶体を元の位置に戻すことによって、「内部マトリックス」 から卒業できるのである。これは、いわば 「檻」 である牢獄から脱出するための 「鍵」 を手にすることでもある。

フラワー・オブ・ライフを総括すると、7惑星であるセルフ(太陽)と合わせた6つの惑星=アーキタイプ(元型の持つ人格)が12サインの場で体験することで、自身のアカシック的な記憶が、「内部マトリックス」 にクリスタル・チップとして残る。この記憶チップが、すなわちフラワー・オブ・ライフとして形造られるのである。

そして、これらは当然、「内部マトリックス」 で我々が行為・行動の結果、つくられた記憶媒体でもあるため、もし不調和な行為・行動をとった場合、そのアンバランスさから19個の結晶が乱れ、歪んだ結晶パターンとして残ってしまいうのである。これが、時空間因果律の作用により、次の運命パターンを決定づけていく。このように、「カゴメの原理」 は、永延と繰り返され、一向に「内部マトリックス」 の呪縛から抜けられないのである。

これらの運命パターンを向上させ、「内部マトリックス」 での人間劇場を調和に満ちた形に修めるよう、努力していくことも大切ではある。しかし、これ一本に絞ってしまうと、とてつもない時間と労力が掛ってしまうのである。要は、「内部マトリックス」 に残っている空間の歪みを調整しなくては、「外部マトリックス」 に移行することはできないという仕組みが存在している。

そこで、いち早く 「内部マトリックス」 から卒業するためには、フラワー・オブ・ライフの結晶体の歪みを矯正し、結晶を元の位置に戻すことによって達成できる。もう一つの方法としては、「内部マトリックス」 の全空間をエネルギーで満たし、飽和させることで達成できる。興味深いことに、この二つは、共にリンクし合っており、同じ矯正効果をつくりだす。 これらは、量子場に見られる特徴として、波動性と粒子性の二つの性質と深く関係していることが分かる。すなわち、波動性=空間をエネルギーで満たし、飽和させる行為。粒子性=結晶を乱れを矯正し、バランスを整える行為として表れる。

これにより、「檻」 である牢獄空間から脱出することができるのである。何故なら、「内部マトリックス」 のカラクリを把握し、空間を完成させることで、呪縛として作用する時空間因果律の封印が解けるからである。よく解脱した仏の像を見ると蓮華(生命の花)の上に座っている。これらの仏たちは、生命の花が開花したことで解脱し、「外部マトリックス」 に魂は移行した。そして今度は、新生「内部マトリックス」 に移り住むことになる。これが、彼岸としての曼陀羅であり、仏教の世界観を形造っている。同時に、キリスト教圏では、「神の王国」 とも称し、讃えている。
# by sigma8jp | 2013-04-30 04:07 | 「フラワー・オブ・ライフ」 | Comments(18)

2013年 年賀

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2013年からアルファ・オメガ循環へのカウントダウンがいよいよ始まった。
これから徐々に、地球や人の身体構造の変化が目覚ましい発展を遂げていくことだろう。
何故なら、地球も身体も宇宙の構造とリンクし、その臨界点を迎える時期が到来する。
このとき、何が起こるのか・・・?
# by sigma8jp | 2013-01-04 00:59 | Comments(6)

惑星二ビルの地球接近と地球人の低自我の問題

  宇宙連合の宇宙人が昔、言っていたこととして、”地球人類は宇宙の中の厄介者として、多くの星系や銀河系から、それら厄介者を地球という惑星に一か所集められた。”という話があった。

この話に今後、繋がっていくが、”将来、地球が何らかの自然災害や戦争などして、人為的に崩壊したときには、魂は他の天体に移行する訳だが、地球という場での学習期間を経ても尚、自我を捨て切れていない一部の人類は、地球よりも更に過酷な環境として、恐竜が闊歩し弱肉強食がはびこる原始惑星に転生させられるという"

この辺の振り分けは、宇宙で行われており、地球人のデータは、宇宙連合の中枢が逐一、地球人のひとり一人の精神的な動向を銀河系の中心太陽に設置されている高次元コンピューターによって管理されている。一口に言って、地球人の幸福の原点は主に、自我の満足と、その実現にあるということが言える訳であるが、一向にその 「枠組」 を越えることはできないという残念な結果が現在、宇宙から出されている。

思った以上に 「檻」 である内部 「マトリックス」 に逆戻りする人類が数多くいることが判明したが、逆に自我を越えるとは、すなわち、自我の死を意味し、この困難な課題を自ら課すことにつながる訳だが、これについては正直いって期待は出来ない。しかし、日本人は他の国民と違い、自我を越える領域には、かなりのところまで、近づいていることが判る。

この話から言えることとして、昨今の尖閣列島や竹島の領土問題などから分ったことではあるが、日本人は周辺諸国の国民と違い、比較的に利害得失の感情を表に出して、暴徒化してしまうような国民性でないことだけは確かである。それだけ、戦後から今日まで愛国心というナショナリズムからの脱却については、著しく変化を遂げた国民性であると思われるのである。

例えば、自分自身にはエゴがなくても、自分の属する家系や共同体あるいは、国家に対する愛着心が強く働く時、それが自分たちの不利益に繋がる場合など、感情的になり他を非難したり排斥したりすることがある。これらの感情は、詰まる所、同じエゴから来ていると、大枠、小枠に関係なく宇宙は結論付けてしまう。この実例として、日本の領土問題が発生したのと同じ時期に、中東でもイスラム教徒が暴徒化した事件があった。

それは、イスラム教の預言者ムハンマドを冒瀆したとされる米映画が引き金となった事件である。その映画が上映されたことにより、益々イスラム社会対米国の対立構造が色濃くなった。これらについても、イスラム教徒一人ひとりは、普段は熱心で敬虔な信者の姿勢を保っているが、自分たちが信じている宗教の問題となると話は違ってくる。一転して怒りの感情に火が付き、豹変し暴徒化する人間性に取って代わる。

例えば、宇宙の法則から言うと、「たとえ正しいことでも、争いを起こした瞬間から間違いになる」ということがあり、このことは、争いを起こす感情だったり、行為そのものが、宇宙の法則から見れば、道から外れる行為と見なされるからである。その原因となる個人のエゴ、集団のエゴを捨てることから始めねば、真の宇宙的な精神には近づけないようになっている。つまり、檻の中に再び、幽閉される仕組みになっている。地球人類は、この内部「マトリックス」という 「学び舎」 で永い間、学習を積んできた訳だが、エゴを捨て切るまでには至ってはおらず、まだ未解決なところを多く残している。

そして、この話と若干関係してくるが最近、地球に関与している二ビルという惑星出現の話題が急浮上してきている。この惑星は、3600年という大変長い周期で楕円軌道を描きながら、太陽の周りを回る惑星だということが分かった。この星が2012である今年、地球に急接近してきている。

この二ビル星人は、セガリア・シッチンが提唱する 「人類を創生した宇宙人」 であり、それは遺伝子操作を駆使して地球人類を創生した、いわば造物主だ。古代シュメール文明の発祥に、この二ビル星人は関与し、アヌンナキと呼ばれていた。この種族は、我々のような人類種とは異なり、いわゆる爬虫類種が進化して高度な知性を獲得するまでに至った人種である。

これを、” レプテリアン人種 ”といわれており、この種族は、エーテリック状に身体を変化させ、巧みに地球人の身体内部に入り込み、工作員として暗躍する極めて危険な存在たちである。映画 『 V 』 では、このような奇怪な姿を露わにするシーンがあるが、彼らはエーテリックな身体を持っているため、実際には普段は肉眼で確認することはできない。しかし、彼らが意図したときにのみ物質化し奇怪な身体を現す。

これら、爬虫類の痕跡は人間にも見受けられる。人間には、これら爬虫類の時代から哺乳類の時代に進化してきた流れが生物種の遺伝子には刻まれており、脳にも爬虫類の時代の痕跡が爬虫類脳として残っている。そのため、原始時代の凶暴性感情などは、爬虫類脳から発信される信号によって、闘争心や競争心・自我欲求を引き起こす。この爬虫類脳を引き出すためのトリガーが、人間の潜在意識の中の特に、低自我のレベルには存在している。

そして、レプテリアンたちは人間に憑依して、この低自我の領域である爬虫類脳を刺激して、その人の価値観など利害得失の感情を引き出すため、強い催眠・暗示効果によって支配している。これは、いわゆるマインド・コントロールであるが、彼らレプテリアン種族であるアヌンナキは、そのマインド・コントロール技術については極めて高い技術を持っている。

特に、我が国の戦前・戦後の時代など宗教が盛んであった頃、熱狂的・狂信的な信者に憑依いていたが、現在では国家の運命を握る政治家やトップ指導層に憑り付き、国家の流れを支配しているため、容易には国民の意見が反映されないのが現状である。

以前に、グレイも国家のトップ指導層に憑依し支配するといったが、この場合、アヌンナキとの比較でいうと、イルミナティーを組織する英国王室や米国政府の諜報機関・軍部、更にはイスラエル国家などはグレイが背後で支配していている。一方、日本の古い体質として日本政府の役人や政界のトップ指導層には、アヌンナキが憑依しいて深い眠りを与え、分厚い一枚岩で強固な体制を保持している。

更にいえば、アヌンナキとグレイとの違いは、グレイはどちらかというと、極めて戦略的な組織体制を誇示し工作員として個人の中に入り込む。一方、アヌンナキの方は、組織の無意識部分に入り込み、古い組織体制を維持し、深い催眠効果によって組織の背後に憑り付く。その組織体制は、どちらもピラミッド構造からなる権力体制を維持し、その両者は、暗黒同盟の一員として協力し合っているところがある。

ニビルが地球に急接近してきている昨今、益々低自我の支配が強烈に働くため、低自我の管理がより重要になってくる時代だといえるのである。そのため、このまま行くと人類の二極分化は避けられないのは確かである。何故なら、自我の死を経て高自我に移行するごく一部の人類と、低自我を暴走する多くの人類との二極に分かれてしまう傾向にある。

低自我を越えるとは、自我の死を経た後に訪れる魂の平安と静寂である。ここに、無限時間という永遠性が息づき、これは、つまり 「宇宙の源への回帰」 を果たしたことに繋がる。このことは、宇宙創造神の波長と合致することでもあり、光の宇宙と繋がれる唯一の方法といえよう。例えば、事故や重病によって死線を潜ったことのある人の中に、例えば 「臨死体験」 のようなことが起きた後、その後の人生を一変させる出来事が起きているケースが多々ある。

それは、異次元の宇宙世界との交流が始まった事例などであり、世界中で数多く報告されている。それだけショッキングな出来事を通過した人でない限り、たやすくは自我の死は越えられないのが実情かもしれない。このような場合も、突発的ではあるが、内部 「マトリックス」 である低自我の領域から、外部 「マトリックス」 である高自我の領域に出ることに成功した一例といえよう。

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(追伸)
  久しぶりの更新でしたが、2012年の惑星二ビルの地球大接近は様々な意味があり、おそらく多角的な観点で捉えなくては、正確な意味を把握することは出来ないでしょう。今回は、その一側面の観方で捉えてみました。

「外部マトリックス」への解脱という目標は、我々地球人にとって必須なテーマと言えるでしょう。幸いに我々にとって、「次元空間船」がありますので、船への同調を意識さえすれば、次元移行はスムースに行えます。

そのためにも、日々の瞑想によって、精神統一を続けるようにしていって下さい。大切なことは、精神の透過であり、囚われのない透け切る意識状態です。そして、更に常識に囚われない超然とした意識を養うことであり、従来の自己意識が養ってきた固定観念と情念を外すことにあります。

禅でも、「止観」といって、目の前の物事に囚われることのない意識状態がありますが、これは丁度、”観ていてて観ず!”という意識状態に近く、”仏の半眼”からその境地が見て取れます。この意識状態を養うことで、「内部マトリックス」から出る「鍵」となっていきます。

今後、如何なることがあろうとも、感情的な乱れを引き起こすことなく、精神の統一だけは保持するよう、自助努力を続けていって下さい。
# by sigma8jp | 2012-10-03 23:40 | Comments(0)

2013年の前準備としての金環日食

 日食という現象は、月が新月であるため、太陽のエネルギーを月が吸収し、次期創造のために充電という形でパワーをチャージする現象である。この太陽エネルギーとは、いわば創造に必要な生命力であるが、そのパワーを月が吸収することで、後々の地球人類の集合無意識のレベルに変化をもたらし、様々な創造的イマジネーションを何年もかけて創出する原動力となる。

実は、この集合無意識の働きと、月の作用とは密接に絡み合い、人々の無意識に潜む願望だったり、夢やイマジネーションを次々に想像力豊かに膨らます母体ともなっている。これをアニマ・ムンディといって世界霊魂の総称ともなっているが、今回の金環日食は今までの日食と違い、大きなサイクルでの質的変換という、人類の意識にとってかつて無いほどの大がかりな入れ替えが起きる前兆と捉えることができる。すなわち、今までの物質的な価値から、新たな時代に向けての精神的な価値へと大きくシフトしていく起爆剤ともなる。

入れ替えといって思い出したが、伊勢神宮には「式年遷宮」という習わしがあり、20年に一度、8年という歳月をかけてお宮毎一式、用意された新しい場所に移し替える儀式がある。更に、出雲大社にも60年に1回のペースで「遷宮」があり、来年の2013年には、日本を代表するこの二つの神社の「遷宮」(神様のお引越し)が重なる年であり、これは極めて特別な年ということから、何か重要な意味が隠されている。

伊勢神宮は、東の位置にあり太陽を神格化した「天照大御神」をご祭神に祀る皇大神宮がある神社である。この神の系列は、「天津神系= 天の神々(太陽)」を代表する神社である。これに対し、出雲大社の方は、国譲りの後、国づくりを任された「大国主大神」の住まう地は西に位置し、太陽の沈む場所ということから「黄泉の国」とも言われている。このご祭神を祀る神の系列は、「国津神系= 地の神々(月)」を代表する神社である。

この二社は、日本神界を代表する天と地の神々が集う総本山的な神社であるが、来年は、この天地の神々が「遷宮」という形で一致する大変に珍しい年で、過去にこのような形で両社の「遷宮」が重なったことはなかったという。今回の金環日食も2012年という1年早い時期に起きる現象であるが、これも太陽と月の合一であり、これを平たく言えば、天地の神々が合一するサインということから、以前に本ブログでも「内在神」と「外在神」という表現で紹介したが、この「内外の神々」が目出度く2013年には、揃って新しい場所に移り替わる重要な年となる。

この新しい場所とは、すなわち新しく創造された、新生「内部マトリックス」へ遷移されるのである。この時空は、以前地球に残されていた根のカルマや時空の歪みが、一切無い新しい神聖な場ということになる。このことから、2013年は、新生「内部マトリックス」ヘ、地球で働かれる神々様がすべて遷移される年になる。その意味で、地球も生まれ変わるし、人類を含む自然界の全ての生物も質的変換が起きるのである。

もうその変化は、既に始まっており、早い段階では終盤に差し掛かっている人もいる。このことは、以前にも言っていたように、新しい地球の誕生を意味するが、この新しい地球という時、新しい時空が先ず最初に誕生したことを意味する。そして、この時空に地球が遷移することで、地球は新しい時空に徐々に入れ替わっていく。

この新生「内部マトリックス」は、これからの人類にとって価値ある創造を創出していくための重要な場になっていく。その意味から、これからの地球は、人々にとって、本来の自由意思が発揮でき、豊かな創造を膨らましていく活動が以前よりも、より活発に展開しやすくなっていく。今回の2012年、5月21日の金環日食も、2013年の前準備として、1年早く人類の大規模な意識の質的変換をもたらすためのパワー充電と考えることができる。その意味もあって、新生「内部マトリックス」内に蓄えられるパワーは絶大である。

私も、前回の皆既日食が起きた年、確か1997年3月9日だったと思うが、じかにこの目で確かめるため、近所の高台にある公園のベンチに寝そべり、それが起きるのを待った。そして、日食が始まった途端、周囲の空気の変化をいち早く感じ取った。そして、完全な形になった時、意識で月をシンクロしていたこともあって、自分の胸にその膨大なエネルギーを受け止めたのである。そのエネルギーとは、創造に必要な磁気を帯びた透明で新鮮なエネルギーであった。そのエネルギーは数日間、胸の奥にジンジンとくる感触で止まっていたのを今も覚えている。

今回も、以前と同じように胸でそのエネルギーを受け止めてみようと思っている。今回のようなチャンスはめったにないので、以前、私がやったようにトライしてみるのも良いだろう。日食というのは、月に太陽のパワーがチャージされる現象だが、それを目撃するときに、どれだけ胸の奥で月とシンクロ出来るかが成功への「鍵」になると思う。当日は地域によっては、生憎、曇り空になることもあるようだが、じかに目で確認できなくても、月とシンクロすることを忘れなければ、違った効果が得られるはずである。その効果とは、自身の今後に向けての創造的なパワーのチャージと創造能力の向上である。
# by sigma8jp | 2012-05-20 02:30 | Comments(1)

5次元的な空間への完全移行

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↑ 新生「内部マトリックス」の誕生!

 「次元空間船」の次期ステージとして、目標としていた5次元の空間構成体の全容を紹介したいと思う。この量子的な場からなる空間構成体であるが、以前の幽閉された子宮内宇宙である「内部マトリックス」とは異なり、新たに創り出された新生「内部マトリックス」であるということを理解して頂きたい。

この領域も、もちろん神聖なる空間であるが、更にいえば我々の時期ステージとして、能動的に創造が展開できる領域として用意した空間でもある。これについては本来、人は創造神(宇宙神)の分身であることから、本来の立場を取り戻し、自由自在に様々な創造が実現できるようになることを物語っている。そして、そのための空間構成体として浮かび上がったものが、図で示した新生「内部マトリックス」である。この新生「内部マトリックス」は、従来の「内部マトリックス」で見られた「時空間因果律」の痕跡は一切見られない。

何故なら、新たに創り出された新生「内部マトリックス」は、「時空間因果律」を完全に超えた次元領域に存在しているため、同じ「内部マトリックス」でも、創造の母胎として機能する特長がある。そのため、「外部マトリックス」から直接、この新生「内部マトリックス」に対し、創造行為を行なうことが可能になるからである。

以前の子宮内宇宙である「内部マトリックス」から完全に抜け出た現在、我々の魂としての意識は、「外部マトリックス」に実在として止まっている。今度は、その定位置から新生「内部マトリックス」に創造の触手を伸ばし、創造行為ができるようになる。

しかし、多くの乗船者にとって、直ぐに創造行為ができるかというと、そこには様々な諸法則の理解と活用のための最低限の能力を必要とするので、創造行為はかなり先になる見通しである。しかし、新生「内部マトリックス」では、量子場(光)の密度の違いから、以前よりも遙かに時間の速度も速く、創造が実現しやすい空間になっていることは確かである。

それらの諸法則の活用を習得してしまえば、自由に創造ができるようになる。そのためには、「外部マトリックス」での意識の自由度をMAXにする必要がある。創造行為については、今まで殆どといっていいほど、その可能性が閉じられていた。というのも、「内部マトリックス」環境では多くの場合、カルマ的な残留物によって、時空間的な抵抗が生まれ、思うような創造行為が出来ず、かなりの制限が掛けられていた。

このことは、「内部マトリックス」が人間にとって、自由な創造を阻む「檻」となっていた所以がここにある。しかし、これには致し方ない、と思える理由がある。何故なら、この段階では多くの場合、霊的な身体がまだ未熟児のように未発達な段階だったからだ。そして、もう一つの理由として、先ほど述べたように、人間には課題としての「根のカルマ」が存在しているため、どうしても自由な創造行為を優先するより、課題の解決の方が、宇宙では最優先されるからである。

そのため、「内部マトリックス」のことを「学び舎」と呼び、それぞれの持つ課題を解決出来なければ、何度でも厳しい試練がつきまとう。 ( 「カゴメの原理」を参照!) やはり、自由な創造は、それら様々な課題を解決した後に、宇宙からのご褒美として「学び舎」からの卒業資格が与えられる。そして、次の「外部マトリックス」へ無事に進学することができ、その自由性から真の創造性が発揮できるのである。今回の宇宙のプログラムでは、その課題をクリアー出来なければ、「内部マトリックス」という「学び舎」で、再び留年組として留まることになる。

子宮内宇宙である「内部マトリックス」において課題を次々に解決することで、身体フィールドの欠落点をなくし、エネルギーを充分に満たすことで、「内部マトリックス」を完成させておく必要がある。

つまり、未浸透部分としての苦手意識や精神的な問題点等、取りこぼしが無いよう、「学び舎」からの完全卒業が最低条件になる。何故なら、囚われとしての僅かな残像があると、縁に触れることで「時空間因果律」の作用が、直ぐさま起きるからである。このように、僅かな因子が手付かずのまま残っていると、たちまち呪縛としての時空間因果律に巻き込まれることになるからである。このように、宇宙の法則は、極めて厳粛かつ公平であり、この理に適わない者は、宇宙から不適合者と見なされてしまうからである。

このように、「内部マトリックス」からの卒業は、かなりハードルが高い。クリアーできない多の人が抱える問題として、自身の持つこだわりや固定観念があり、それに伴う精神的なバランスの崩れ、更には感情の乱れといった、個人が手こずる数々の問題を抱えている。

人間誰しも、様々な価値観や固定観念を持っているが、精神のバランスを保つために、その考えに固執し、外部にある体勢に依存したりしていることが多い。そのため、極端にそれに縛られている人たちなどは、時に、それを以って善悪をジャッジしたりして、人と争ったりする。その囚われ故、マトリックスからの脱出は、殆ど不可能に近い。

しかし、精神世界系の一部の人たちなどは、時が来れば自動的にアセンションし、その変化は誰にでも起きる、といっており、そういう考えは大きな間違いであることが分かる。先ずここで、時空間因果律からの脱出に必要なのは、これらマトリックスの持つ仕組みを十分に理解すること。そして、その上で意識的に自らの思考パターンを知り、情念のコントロールと、ありのままを受け入れる訓練、など数々の精神修養が必要になってくる。

ここで、大切なのは意識の偏りを完全に無くし、全体意識に帰還することにある。そのための第一歩として、善・悪の観念、好き・嫌いの感情、快・不快といった感覚、損・得を図る思考形態、それら一切の情念を外し、多様性を受け入れること。もっと言えば、たとえ自らに不条理な条件が降りかかったとしても、敢えてそれを受け入れ、認める意識を養うことである。これらの精神的な訓練を実践して行くことで、「情念の偏り」は徐々に修正されていく。

このように、因果律からなる輪廻の世界から、完全な形で卒業することが、我々にとっての目標であり彼岸となっている。従来の子宮内宇宙である「内部マトリックス」から、「外部マトリックス」に移行し、今度は新生「内部マトリックス」を生み出し、新生「内部マトリックス」内で、自由に創造行為が行えるようになるためには、数々の越えなくてはならない課題が存在している。

先ず、手始めに「外部マトリックス」への完全移行には、先ほど述べたように、「情念の偏り」をなくすことと、もう一つ重要なのは、「境界のエゴ」をすべて除去しなくてはならないということである。そうでないと、再び、子宮内宇宙に戻される確率が極めて高くなるからである。

「境界のエゴ」には様々あり、個人差があるが、それらは永年、個人の中で作り出された自尊心的なエゴから、集団になると組織エゴがあり、国家エゴにまで至る。これらは歴史的に見て、地球の抱える不幸の元凶となってきた。それら、「境界のエゴ」から放たれる所有欲や支配欲の感情が元で、争いを起こす火種となってきた事実は否めない。

しかし驚くことに、この宇宙プログラムの中には、大いなる矛盾点が存在している。というのも要するに、エゴを醸成する一方で、個性化も育んできた事実があるからだ。丁度、ワンパクな子供を持つ母親は、子供の悪戯に対し、決してそれを上から潰したりはしない。むしろ、暖かく見守り個性を育くむことを重要視する。

このように、個性化が育つことで、同時進行的に身体フィールドも成長していく、という側面も持ち合わせている。これに着手したのが、かの悪名高い堕天使ルシファーであった。ルシファーは人類に関与する前、神の楽園で誘惑のヘビとして登場する。ヘビは、最初イヴに対し、「禁断の木の実」を食べるよう薦め、それを食したイヴはアダムにも食べさせた。

そのことから、神の逆鱗に触れてしまい、遂にアダムとイヴは「神の楽園」から追放されてしまった。という、「失楽園の物語」は、予め宇宙が仕組んだ地球における人類発生と、進化のためのプログラムであった。しかし、創世記から永い永い時が経過した現在、人類の個性化=固体化は、ほぼ完了し、丁度、子宮内の胎児が十月十日経ち、出産という時期を迎えるに至ったことと重なる。

この時期は、ルシファーの幻想をいかに見破り、その呪縛から自らを解放させることが主要なテーマになっている。これは、人間界に対する神からの卒業試験であり、次に昇格するための篩(ふる)いと理解すべきだ。ここからは、人間界卒業のためのプログラムであり、それは「難産」を極めることが予想される。

人間の個性化・固体化を決定づけるものに「境界のエゴ」があるといったが、人間界からの完全卒業を目指す者にとって、この「境界のエゴ」からの完全離脱が条件づけられている。そして、遂に「境界のエゴ」が完全に取り外されたとき、始めて子宮内宇宙である「内部マトリックス」に仕掛けられたルシファーの呪縛から解放され、「外部マトリックス」に完全移行ができる。このことは、宇宙の神々と同じフィールド(宇宙大の)になることを意味しており、限定した人間という小さな枠組みの意識を離れ、遥か彼方の普遍的意識に止まることができるようになる。

その移行現象の末に、今まで気付くことが、出来なかった新たな発見が得られる。それは、今まで「内部マトリックス」において、人間を演じていた時、いかに小さなフィールドで生活していたかという事実に気付く。それは、自己という個体の持つ人間性や、社会通念などの常識という枠組すべてが幻想であったこと。そして改めて、その事実に気付くのと同時に、今まで味わったことのない、全体を一望できる普遍的位置に、始めて立った喜びが得られるのである。

地球において人間を学習するためのプログラムでは、敢えて人間を演じ切らせることで、魂の向上を図らせた。そのための学習の場として用意したのが「学び舎」としての「内部マトリックス」であった。その「学び舎」は、予めつくられた社会のルールに則り、執り行われた一種のゲームであり、それを真面目に取り組ませ、演じさせてきたという事実に気付くのである。

これを喩えていうならば、学校に通っていた頃、レクリエーションの時に、先生の指示で各班を編成し、予め決められたルールに則り、ゲームで各班を競わせたことを思い出した。この時、生徒は真剣さの中にも、遊び感覚を以て取り組み、これはあくまでも一時的に執り行なわれたゲームであり、誰一人として人生を賭けるような捉え方はしていなかった訳だ。

それが何時しか、地球という環境に生まれ落ち、人々は永い歴史を通して、その土地の文化や風習、思想や習慣、教育といった社会環境の影響を受けるようになっていき、それにより様々な理想を抱くようになっていったのである。

その結果、争い、搾取、支配の歴史がつくられ、「生」への執着から様々な利害得失を中心にした、価値観や固定観念が生まれたのである。それら、固定観念の集合体が、四次元の集合無意識からなる「内部マトリックス」という強固な「檻」を作り上げ、人類全体を巻き込んでいったのである。そして永い間、その「檻」に幽閉され、幻想という共通な「夢」を見続けてきたのである。

このようなカラクリを理解することは、我々にとって世界認識の変化をもたらし、存在論さえも根底から覆してしまうほど、大きな変革を遂げるきっかけとなるからだ。現在は、このような時期が到来したということであり、大切なのは、このような「カラクリ」を理解した後には、再び世界に飛び込み、人間を演じ切ることなのである。しかし、以前のそれとは明らかに違った質の人間になっていることは明白だ。

何故なら、「檻」の呪縛から解放されたことで、以前よりも「個別感」や「分離感」がなくなり、全体意識という心地よい「統一感」が生まれるからである。そのことにより、一段と自由度が増し、精神的にも「ゆとり」が生まれるからだ。

次元移行をもたらす「次元空間船」の変換スピードは、通常の空間にいるより遥かに早く、しかも、確実に移行できることから、乗船することは極めて有効である。何故なら、船の駆動システムそれ自体が、「内・外のマトリックス」における進化プログラムの流れそのものを背後で支える力(駆動力)だからである。

この「次元空間船」で、「外部のマトリックス」から、新生「内部のマトリックス」をコントロールする領域に移行することで、我々は「生命の共同超意識」という5次元の統一的な意識場からなる次元領域に到達できる。そこでは普段、現実と思って捉えている感覚のすべては、脳内で作り出された投影体であり、いわゆる「幻想の産物」という強い自覚をもたらすからだ。

これらは、すべてマトリックスであり、「外部マトリックス」から、通常の世界を構成している「内部マトリックス」への関与は、問題なくスムーズに行なうことができる。何故なら、四次元立方体からなる「内部マトリックス」の六面を構成している遮蔽幕に映し出された投影体は、絶えず万華鏡のように変転万化を繰り返しており、我々は直接そのものに囚われることは皆無に等しい。むしろ、これらの投影体を次々と受け流す意識感覚が養われ、いうなれば流れとして認識しているところがある。

これらは、「外部マトリックス」に止まることで、「内部マトリックス」に対する客観的な位置付けが以前よりも、増して明確になるという点も上げられる。マトリックス同士は、共通な原理からなるイデア体であることから、両者はピタリと重なり合い、意識を透過することから、我々は傍観者として止まることになる。

丁度、外の世界から透明なガラス窓を通して、「内部マトリックス」で繰り広げられる幻想と感覚の織りなす世界を眺めるようなものである。しかし、決して無感覚でいるわけではない。我々にとって重要なのは、意識のリアリティさであり、そこでの透明な意識感覚を維持することでもあるからだ。
# by sigma8jp | 2012-04-27 13:33 | Comments(4)