タブレット一

【われ、アトランティス人トートは、諸神秘の精通者、諸記録の看守者、力ある王、正魔術師にして代々代々生き続けるものなるが、今やアメンティーのホールに去り行かんとするにあたり、後世の手引きとせんため、偉大なるアトランティスの強大なる智恵の記録を書きとどめんとす。

 われは遠きいにしえにウンダル島の大都市ケオルにてこの化身を受けたり。アトランティスの偉大なるかたらは、今の世の凡人の如くに生まれ、かつ、死にたるに非ず。彼らは永遠に流るる生命の川の存するアメンティーのホールにて、自己の生命を永劫より永劫にと新生せしなり。
 われは光にと通ずる暗き道を1千回降り、同じく1千回、暗きより光にと通ずる道を昇り来たりし者にして、わが強さと力とを回復せしめぬ。】

(トートは肉体を若返らせるのに1千回アメンティーに降りた。若返りのためアメンティーに降りるのは50年に1回づつ必要だったのでこのエメラルド・タブレットを書いた時のトートは約5万才で、アトランティスが沈んだときは約2万才だったとある。)

 【われ、暫時降りゆく故(アメンティーのホールへ)、ケームの人々再び我を知ることなからん。されどわれはやがてふさわしい時に、わが残ししものらの説明を求めて、新生児たらざる者、強力にして強大なる者として再び甦らん。
されば心せよ。おー、ケームの人々よ、もし汝ら、よこしまにもわが教えを不適者に漏らしたれば、われ汝らをその高き地位より汝らのいで来たりし洞窟の暗黒へと投げ捨てん。

わが呪い汝らに降りかかることなきため、南の者らに北の者らにもわが秘密をもらす事なかれ。わが言葉を心にとどめ留意せよ。なんとなれば必ずやわれ帰り来たりて汝らが守りしものにつきて求めるが故なり。しかり、われは時間を超えしところ、死を越えしところよりすら帰り来たりて、汝らに対する信頼に汝らがこたえきたりしところに従いて賞し、あるいは罰せん。】

 エジプト人は多弁を嫌う民族性があるといいます。
あるパピルスでは、審判の場に引き出された死者が、「私はむやみに多言を弄する事をいたしませんでした」との否定告白を行っているが、これは冗語を忌む神の前に立って、少しでもその心証をよくしようとしたからだと、エジプトの死者の書に書かれている。なんかつじつまがあって面白い。
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:13 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)
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