宇宙の門

【われ幼児より成人となるまでこの地にて成長し、わが父より古代智恵を教わりぬ。時を得て智恵の炎わが内に育ち、全てを焼き尽くす大火焔となるまでに至れり。偉大なる日に、我を面前に連れ来たれとの神殿の住者の命令の来るまでわれはひたすら智恵への到達のみを求めぬ。人々の子らにて強大なる輝顔を見し者にして生き残れるはなかりき。そは〃光の子〃らは、肉身にて化身せざる時は人の子らの如き形に非ざればなり。】

 (〃住者〃は人間が今もっている様な形態はとっておらず、むしろ地球の第一サイクルの初期に意識(神の分光・魂)が入っていた体(球体)に類似したものをもっておられた。
このような球体から発する力と光はとても強力で普通人の耐えうるものではなかったとある。
 第一サイクルとは、この地球に人間が神の光としてやってきた最初の周期であり、今が地球の最後の第7周期(1956年から)なのだとある。

 【人の子らの内より選ばれしわれは、〃住者〃より彼の諸目的の完遂し得る様にと教えられたり。その諸目的はいまだ時間の子宮に生まれざるものなり。われ常に更により多くの智恵を学びて長き年月にわたりて神殿に住み、われもまた偉大なる火より発せる光にと近づくに至れり。 〃住者〃われにアメンティーへの道、偉大なる王の力の玉座に座せるところたる地下界への道を教えたまえり。・・・中略・・・われ、生命の輪によりて縛られずしてアメンティーへの出入り自由となりぬ。

われ時間と空間との無となる星々のはての遠くにまで旅せり。しかしてわれ、智恵の美酒を深く飲みて人々の心をのぞき見、そこに偉大なる数々の神秘の存するをみて喜べり。そは真理を探究しおれる時にのみわが魂は静められ、わが内なる火が消さるる故なり。】
・・・ここに彼は偉大なる秘儀を発見した。というのは、宇宙が未検査の区域にまで拡大するのは人間を通してだからである。とある。

H・P・ブラヴァッキーは「人間は小さな世界、大宇宙のなかの小宇宙である」と言っている。偶像崇拝が宗教に入り込むずっと以前に、初期の祭司たちは人間の像を神殿の聖域に置かせていた。この人物像は、「神の力」の複雑な現れを象徴していた。かくして古代の祭司たちは人間を教科書として受け入れ、人間を研究することにより、彼もまたその一部である天上の組織の、偉大で難解な神秘を理解することを学んだ。

古代の祭壇の上に立つこの神秘的な像は、人体模型のように作られており、「密儀」の道場にある象徴的な手のように、神聖文字が彫られていたり描かれていたりした。・・・長い探求の期間を経ると、人体模型は複雑な神聖文字や象徴的な模様でいっぱいになった。すべての部分が秘密の意味を持っていた。その寸法は、それによって宇宙のすべてをはかることが出来る基本単位を形成した。それは、聖者や祭司の所有するすべての知識の、栄光に満ちた混成の象徴であった。

 それから偶像崇拝の時代が来た。「密儀」は内部から崩れた。秘密は失われ、誰も祭壇の上に立つ像の正体をしらなかった。・・・この人体模型がはじめに作成されたその目的を知らないために、祭司たちはこの像を崇拝し、ついにはその霊的な知性の欠如のため神殿が内部から崩れ、像はその意味を忘れた文明と共に崩れた。と、「秘密の博物誌」にある。

また、私たちの血液循環の中には、宇宙構造全体そのままの模型が存在するのだという。太陽が宇宙を一回転する二万五千九百二十年を、私たちは血液循環の中に、脈拍の中にもっている。(二万五千九百二十年はプラトン年のこと。つまり春分の日に東からのぼる太陽の黄道の位置が毎年ずれていくが、そのずれが黄道12宮のすべてをめぐってふたたび元の位置に戻るまでの時間。人間の脈拍も平均1分間72回とすれば1日で、同じ二万五千九百二十回になる。)とこれはシュタイナーの「治療教育講義 」にある。
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by sigma8jp | 2008-11-06 01:15 | 『エメラルド・タブレット』 | Comments(0)
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