タロット・デッキ

現存する最古のタロット・カードは、1428年にミラノで作られた
「ビスコンティ・スフォルザ版(Visconti-Sdorza Tarocchi)」。
すでに22枚の大アルカナ+52枚の小アルカナという形になっていた。
(枚数にはいくつかバラエティーがあったらしい)
その後、イタリアで色々なカードが作られるうちに、
大アルカナ×22枚、小アルカナ×56枚という構成が定着したが、
当時は遊戯用だった。

以後、タロットはフランスに渡り、
「マルセイユ版タロット(Marseilles Tarot)」が作られたのが16~18世紀。
これが現在のタロットデッキの源流になった。
(ウェイト版とは大アルカナの「力」と「正義」の順序が逆)
この頃から、「占い」用に使われるようになる。
その後、ジャン・バプティスト・アリエット(Jean-Babtiste Alliette、?-1791)
という素性不明の人がエッティラ版(Etteilla Tarot)を作って、
タロットは「神秘的なもの」だということになる。

最初にタロットとカバラを関連づけたのは、19世紀のエリファス・レヴィ(Eliphas Levi:1810.2.8-1875.5.31 パリ生まれ)で、以後、神秘主義者達がタロットにカバラの教義を盛り込み始めた。
その教義を整理して確立したのが「黄金の夜明け団」(Golden Dawn)。
その「黄金の夜明け団」の解釈に基づき、アーサー・エドワード・ウェイト(Arthur Edward Waite、1857.10.2-1942.5.19 ニューヨーク生まれのイギリス育ち)がデザインして、パメラ・コールマン・スミス(Pamela Colman Smith、1878.2.16 イギリス、ミドルセックス州ピムリコ)が描いたのがライダー版(Rider Waite Tarot、ウェイト版ともいう)。
1910年にライダー社から出版された。

その後にできたのが、アレイスター・クロウリー(Aleister Crowley、1875.10.12-1947.12.1 イギリスのウォリックシャー)のデザインで、フリーダ・ハリス(Frieda Harris、1877-1962)が描いたトート版(Thoth Tarot)。
最初は、クロウリーのタロット解説書「トートの書(The Book of Thoth)」の挿絵として1944年に発表され、カードになって出版されたのは1969年。
すでに二人とも亡くなった後のことだった。

この他にも星の数ほどのデッキがある。
ライダー版のバリエーションの、ユニバーサル・ウェイト版、ゴールデン・ウェイト版、
マルセイユ版のバリエーションの、カモワン(・マルセイユ)版もある。
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by sigma8jp | 2008-11-06 03:17 | タロットの奥義 | Comments(0)
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