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妖精

妖精について紹介!
  メルヘンなキャラクターとして描かれることの多い妖精。また、可愛らしいものを表現するときなどにも、使われるなど可愛い存在の代名詞ともいえる存在です。しかし、難しく考えた場合の妖精という存在は、色々な妖精がおり、可愛いものから、美しいもの、そして、醜いものも存在しています。また、妖精と精霊を同一視している場合もあります。


妖精とは
 妖精とは、一般的に小さい姿をしており、背中に羽の生えた善良な存在と思われています。童話やおとぎ話でも物語の主人公を助けたり、人間に見つからないようにしながらも人間の仕事を手伝ったり、基本的に善良な存在として書かれることが多いでしょう。

それでも、妖精は悪戯好きが多いという設定がよくファンタジーの中で表現されている程度で、基本的には妖精とは、悪い存在ではないと思われています。ですが、妖精とは、日本でいう妖怪と同じ分類に置かれており、また、堕落したが悪魔にまではならずにいる天使とも言われています。

ですから、妖精は絶対的に善良な生き物ではなく、その種類によっては、人間を追い詰める様な存在として描写されることもあるのです。


妖精の大きさ
  妖精の大きさというのは、手のひらサイズ、もしくはそれより少し小さいくらいか、少し大きいくらいの大きさで、とりあえずは人間よりも小さいというイメージが強いと思います。ですが、実は妖精は人間サイズ、もしくはそれより大きいサイズの妖精も存在するのです。

これは、妖精の説として古くから伝わっており、この時代の妖精という存在は、現代においての精霊に近い存在として扱われていたようで、湖の主や森の主などとして登場することが多かったようです。

妖精の悪戯
 妖精は、個々によって性格は完全に異なり、人間用に様々な性格の妖精が存在しています。ですが、妖精の多くは、明るく悪戯好きというイメージがあるためか、多くの物語で妖精という存在は、悪戯好きな子供のような存在として描かれることが多いようです。妖精が行う悪戯の中でも特に多い悪戯の内容というのは、チェンジリング(取り替え子)という悪戯です。

このチェンジリングとは、人間の元に生まれた子供と、悪戯をする妖精自身もしくは、その妖精の子供を取り替えるという悪戯です。この悪戯で一番困る部分は、妖精はいつまでたってもサイズ的な関係でも、性格的な関係でも妖精の子供はいつまでたっても成長しないために、子育てをする両親にとっては溜まったものではないというのです。

もちろん、我が子を奪われると考えると、悪戯という言葉ではすまされないような気がしますが、その部分が深く追求されていないあたり、妖精はファンタジーの世界の住人ということができます。また、チェンジリング以外にも、子供のするような悪戯から、人間の命を危機に陥れるような危険な悪戯まで、色々な悪戯を行います。


妖精の種類
妖精とは、色々な悪戯をします。というのも、妖精とは一種類ではないのです。一般的な妖精というのは、今まで基準としてきた愛らしい背中に羽の生えた妖精――フェアリーです。前述にもあるように、妖精とは日本で言う妖怪です。ですから、妖魔、魔物同様に、そういったものを一括りにする単語なのです。

しかし、あくまでこの解釈はオカルト的に深く考えたときの解釈であって、一般的にはフェアリーの和訳のための言葉として押さえておいても何の問題もないでしょう。ですが、オカルト好き、ファンタジー好きだと公言しておいて、このことを知らなかったら、本当に詳しい人からみると、ハリー・ポッターや指輪物語の影響で好きになったミーハーか初心者と思われてしまうでしょう。では、妖精としてあげられる主だった種族についてご説明します。

■エルフ
ほぼ人間と同じ外見をしていますが、人間と違って耳が尖っており、また金髪碧眼という種族固有の特徴を持っています。また、非常に寿命が長く、外見が20代でも実際には100歳を超えるエルフが多く存在します。

更に、森にひっそりと暮らしているためか鳥や動物の言葉を理解できるとも言われています。基本的にエルフは、魔法や剣術よりも弓矢を使った戦闘を好みます。っといっても、エルフは元々戦いを好む種族ではありません。指輪物語でも、エルフは大きな役割と果たしています。

■ゴブリン
 ファンタジーの中でも、力の弱い魔物として書かれることの多い妖精です。基本的に、その醜い外見と人間を襲うという点から妖魔、魔物として認識されがちですが、列記とした妖精です。大きさは人間よりも小さいですが、あまり変わらないといってもいいでしょう。

また、ホブゴブリンと呼ばれるゴブリンは、人間よりも大きいボブリンとして認識されています。ゴブリンは、単独では行動せず、必ず集団で行動します。そのため、ゴブリンは洞窟に巣をつくり、宝を貯めていたりするという描写が時折見られます。

■コボルト
  ゴブリン同様に、ファンタジーの中でも比較的に力のない魔物、妖魔として登場することが多い妖精です。また、ゴブリンの支配下に置かれていることもあります。コボルトは、ゴブリン同様に人間よりも小さく、外見は狼男のような姿をしています。また、知能もさほど高くはありません。

■ドワーフ
  白雪姫に登場する小人達は、このドワーフという種類の妖精に分類されます。ドワーフは、指輪物語においても登場しています。小さいですが、力が強いことが特徴で、鉱夫、鍛冶屋としての能力に長けているといわれています。また、ドワーフの大きな特徴は、男女問わず生えている髭です。

■ホビット
 指輪物語で一躍有名になった妖精の一種。人間よりも小さいですが、寿命は長く平均寿命は100歳と言われています。ホビットは足に毛がたくさん生えているため、靴を履く習慣がない、もしくは、靴を履くことができないといわれています。基本的に、冒険などを好む性質ではなく、農耕的な生活を好むようです。

■トロール
  指輪物語、ハリー・ポッター両方の作品に恐るべき魔物として登場しているのがトロールです。知能は低いが、人間とは比べ物にならない力を持っており、更に再生能力まで持っている非常に恐ろしい妖精です。

外見は、魔物と言われるだけあって醜く、好感の持てる外見はしていません。また、可愛いキャラクターとして有名なムーミンもトロールですが、ゲームなどのファンタジーの世界におけるトロールとは別物なのだそうです。
by sigma8jp | 2008-11-18 00:51 | 「妖精の国」 ファンタジーエン | Comments(0)
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