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フィンドホーン(妖精たちの助言にる農業)

 フィンドホーン・コミュニティーとはスコットランド北部のフィンドホーンという所にある農園で、自然との関わり方をここで学ぼうとする人々が世界中から集まり、集団で農作業を行なっている。現在、二百名程度が住んでいるという。

この農園は、1962年にこの痩せた土地に移り住んだキャディ一家と友人ドロシーによって拓かれた。彼らは園芸などの経験も無く、設備も乏しいままに農業を始めた。しかし、キャディ家の妻アイリーンが授かる霊的啓示や、ドロシーが土地の精霊から受けるアドバイスなどに導かれ、農園は次第に形を成していった。

さらにキャディ家の夫ピーターの友人で、牧神や妖精などとコンタクトできる老人オギルヴィー・クロムビーの助言で農園内に「妖精に捧げる聖域」を設け、妖精たちとの共存を願った。

農園では、肥料をやる時期や植え替え時期、水のやり方などを精霊の教えにより決め、また農薬や化学肥料は全く使わなかったという。そうするうち、作物は常識では考えられないほど豊かに実るようになった。キャベツやブロッコリーなどの野菜は巨大に育ち、寒冷地にもかかわらず南国の花々が咲いた。

こうした現実から、訪れた専門家はもちろん一般の人々の間でも話題になっていった。
現在の農場では巨大作物は作っていないというが、人間と自然の在り方を考える作業は日々続いているという。
by sigma8jp | 2008-11-18 17:15 | 「妖精の国」 ファンタジーエン | Comments(0)
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